私は受験生の身ですが、常に歯並びの悪さが気になっており、思い切って矯正治療を受けようかと考えています。ただ、少しでも受験に影響がありそうならしたくありません。矯正治療は受験に何か影響をおよぼすものなのでしょうか?
ミッドランドスワン歯科・矯正歯科からの回答
歯並びを少しでも早くよくしたいという思いも、受験への影響が怖いという思いもよく分かります。今は受験が最優先であるのも当然でしょう。とはいえ、歯並びが悪いのを放置しておくのもよくありません。そこで、ここでは受験期間の矯正治療が問題であるかどうかをご紹介していきます。
矯正治療が受験に影響を与えることはまれ
受験前はありとあらゆることに対してナーバスになってしまうもの。そんななかで、矯正治療によって口内環境を変えるという決断は、なかなかできないかもしれません。しかし、実際には矯正治療を受けながら受験に励む小中高生は多く存在します。
実際、受験前に矯正治療を受けたとしても、影響が出ることは極まれです。もちろん影響には個人差があるため、不安を感じているようなら矯正治療前に歯科医師に相談することをおすすめします。
不安な場合は医師に相談を
矯正治療が受験に影響するケースはほとんどありませんが、万が一を考えるとなかなか決心がつかないという方は少なくないでしょう。そんなときは歯科医師と相談をして、矯正治療の開始時期を調整することをおすすめします。
矯正治療でもっとも受験に影響をおよぼすおそれがあるのが「矯正装置によるお口の違和感」です。そのため、ある程度受験前に矯正装置に慣れるだけの時間があるようなら、治療を開始しても問題ないでしょう。逆に慣れるだけの時間がないようなら、受験終了後からの治療開始を検討してみてもいいかもしれません。
歯科医院では、基本的に患者様の希望を最優先に治療方針を決めていきます。矯正治療をはじめたいものの開始時期を調整したいという場合は、一度歯科医師にご相談ください。
矯正治療にはどんなものがあるの?
受験前の矯正治療に対する不安を解消したいのであれば、矯正治療について詳しく知っておくのもひとつの手段です。矯正治療で使用する装置には、下記のようなものがあります。
メタルブラケット・ワイヤー
歯の表面に取りつける、基本的な矯正装置です。矯正装置が目立ってしまうものの、ほかの装置に比べ治療費が安く済むケースが多いという特徴があります。
クリアブラケット・ホワイトワイヤー
メタルブラケット・ワイヤーの装置の色を、白や透明にした装置です。通常のブラケットに比べ費用がかかりますが、目立ちにくく他人から気づかれにくいというメリットがあります。
裏側矯正(リンガル矯正)
歯の裏側に装着する矯正装置です。費用が高いだけでなく、装置が舌に当たりやすく違和感を覚えやすいというデメリットがありますが、一方で矯正治療をしていることを周囲からめったに気づかれません。
マウスピース矯正
薄く透明な、取り外しができるマウスピースを使用します。治療可能な症状が限定的になってしまいますが、違和感が少なく目立つことはありません。また、食事の際は取り外しができるため、不便に感じる場面も少ないでしょう。
ミッドランドスワン歯科・矯正歯科 院長より
受験前の矯正治療は不安だという学生の方は多いと思いますが、基本的に受験前であっても矯正治療をはじめて問題はありません。
しかし、デリケートな時期であるのは間違いないため、少しでも不安を解消するため、歯科医師とよく相談をしてから矯正治療をはじめるかどうかの決断をするのがよいでしょう。開始時期や治療計画についてはいくらでも調整が可能なため、ぜひ一度お近くの歯科医院で相談をしてみてください。